こんな要望にお答えします!
今回の記事ではみんながウェルスナビをやめた理由を徹底調査して、その投資判断について分析していきます!
- みんながウェルスナビをやめた理由
- それぞれの投資判断の分析
\初心者にオススメのロボアドバイザー投資/
目次
- 1 ウェルスナビをやめた理由1:自分で運用できるから必要ない
- 2 ウェルスナビをやめた理由2:手数料が高い!
- 3 ウェルスナビをやめた理由3:分散投資の比率が下手すぎる
- 4 ウェルスナビをやめた理由4:2万円以上ないと買い付けしない
- 5 ウェルスナビをやめた理由5:DeTAXの良さが分からない
- 6 ウェルスナビをやめた理由6:自分の好きな銘柄(VTI)を売り出した
- 7 ウェルスナビをやめた理由7:金(ゴールド)や債券は要らない
- 8 ウェルスナビをやめた理由8:NISA・つみたてNISAが使えない
- 9 ウェルスナビをやめた理由9:ウェルスナビはバランスファンドと同じでは?
- 10 ウェルスナビをやめた理由10:THEOに魅力を感じた
- 11 ウェルスナビをやめた理由11:iDeCoを始めたから
- 12 ウェルスナビをやめた理由12:投資の知識がついた
- 13 ウェルスナビをやめた理由13:ETFを直接買えばよくね!?
- 14 ウェルスナビをやめた理由14:AIによる恩恵を感じなかった
- 15 ウェルスナビをやめた理由15:現金が枯渇してきた
- 16 ウェルスナビをやめた理由16:なかなか資産が増えていかない
- 17 ウェルスナビをやめた理由17:相場に割高感があったから解約した
- 18 ウェルスナビをやめた理由18:マイナス続きだから売ってしまった
- 19 ノマドFPヒーローからひと言
- 20 ウェルスナビで長期・分散・積み立てを継続しよう!
ウェルスナビをやめた理由1:自分で運用できるから必要ない

自分で運用できるからウェルスナビは必要ないという理由で解約した方が散見されました。
これは全くもってその通りで、ウェルスナビは全自動で運用を任せる代わりに1%の手数料が取られます。(プラス投資先のETFの手数料)
自分で運用できればこの1%の手数料を節約できるので長期的に見るとパフォーマンスが変わってきます。
楽天の資産運用シミュレータでシミュレーションをしてみました。
条件は
- 毎月積み立て額:3万円
- 積み立て期間:30年間
- 利回り:4・5・6%
1%の違いでも数百万円の差が生まれていますね。
なので自分で運用できる人はウェルスナビを解約して正しかったということになります。
ウェルスナビをやめた理由2:手数料が高い!

手数料が高い!という理由は理由1で説明した通りですね。
ここでは手数料の意義についてお話ししたいと思います。
私はお金の知識について教える立場にいるので痛感するのですが、世の中の多くの人には思っている以上にお金の知識が浸透していません。
よくウェルスナビは手数料が高い!と言われます。
その根拠は低コストなインデックスファンドと比べるからです。
しかし現実にはインデックスファンドを知らない人がたくさんいます。
インデックスファンドどころか投資信託についてもよく理解していない人だらけです。
投資信託を知らないということは当然その内容である債券や株式についても何も知らないということになります。
このような超初心者の目線に立って考えるとウェルスナビのコストは別に高いとは思えません。
これは投資に限った話ではありませんが、人に何かしてもらえば当然お金がかかります。
- 庭木のせんてい
- クリーニング
- 家事代行
- エアコンの室外機の掃除
- パソコン内部の掃除
全て自分ですれば超安価で済みますが、現実では得意不得意があったり、時間がないなどの理由で他人にしてもらうことが多いでしょう。
会社経営とかで考えると分かりやすいです。
社長には秘書やアシスタントがいて雑務をこなしてくれますよね?
もちろん社長が全部自分でした方が経費はかかりませんが、それは得策でしょうか?得策ではないでしょう。
このように世の中なんでもDIY(自分でやる)とは限らないということです。
投資の超初心者の目線にたつとウェルスナビの手数料は高いとは言えないでしょう。
ウェルスナビをやめた理由3:分散投資の比率が下手すぎる

ウェルスナビをやめた理由の一つにウェルスナビの分散投資の比率が下手すぎるという人がいました。
その方の主張は
- 成長性のない日欧株に比率を割り過ぎている
- いつまでたっても日欧株の比率が変わらない
- 投資期間中日欧株はずっとマイナス推移
とのこと。
ここでウェルスナビの分散比率について深掘りしてみましょう。
こちらがリスク許容度5のポートフォリオです。
その方は日欧株の比率が多いことを不満にあげていました。
株式だけで見ると、日欧株は約41%です。これはなぜでしょうか?
VEAは日欧株と書いていますが、実際にはアメリカ合衆国を除いた先進国株に投資をしています。
つまりカナダなどの北アメリカエリアを含むということです。
2019年6月時点でアメリカ合衆国の時価総額は世界の半分ちょっとくらい。
新興国は10%ちょっと。この余りがアメリカ合衆国以外の先進国株になるので41%というのは大まかですが妥当な数字です。(世界の時価総額は常に変化しているのでそれに応じて比率も変わるはず)
そもそもウェルスナビは資産比率を一定に保ちながら定期的にリバランスをするパッシブ運用を取っています。
株式の分には世界の時価総額を基準にしているはずなので、そもそも成長性や割安感などを加味して比率を調節するような運用はしていません。
つまりこの方はそもそもウェルスナビの運用の仕方を理解していなかったということです。
特定の資産クラスや投資先を増やしたいのであればそもそもウェルスナビのような商品を買うべきではありません。
例えば米国だけに投資したければ米国の株式に投資する投資信託やETFに投資する必要があります。
また日欧株はずっとマイナスだと不満を漏らしてましたね。ですが株式市場のリターンを数ヶ月や数年単位で見ても余り意味はありません。
その方の大好きな米国株は2000年代の10年間のリターンはほとんどありませんでした。(ドットコムバブルやリーマンショックなどがあった期間)
こちらが米国の主要株式指数S&P500のチャートです。
ざっくりですが10年間でマイナスリターンになっているのが分かります。(配当金は含んでいない)
その後グングン伸びてますが、このように良い時期・悪い時期が10年単位でもあるのです。
その結果平均リターンの7%(インフレ調整後)に落ち着きます。
ちなみに2000年代に新興国株は平均年利10%を超えたリターンでした。
だからこそ分散投資が大事なんです。
しっかり世界に分散していれば米国が不調の時期でも少しは他の地域や資産クラスからのリターンを得られるかもしれません。
ウェルスナビに投資する前に投資方針などを理解した方が良さそうですね。
ウェルスナビをやめた理由4:2万円以上ないと買い付けしない

ウェルスナビは2万円以上プールしないとETFの買い付けを行いません。
この点に不満を持たれてる方が多いようですね。
気持ちは分かります。少しでもお金に働いて欲しいですよね?
ただウェルスナビのような長期投資の場合短期間のパフォーマンスは長期的には影響しません。
つまり少額の積み立てが1・2ヶ月遅れたところでパフォーマンス的には全然関係ないのです。
そもそも1万円くらいならリターンは全然ないですからね。
木を見て森を見ずにならないように気をつけましょう!
ウェルスナビをやめた理由5:DeTAXの良さが分からない

ウェルスナビをやめた理由の一つとしてDeTAXの良さが分からないと言うことがあげられていました。
DeTAXと言うと何かすごいものに感じますがやっていることは要するに損だしです。
損だしとは含み損を確定することで利益と損失を相殺して税金を繰り延べすることです。
これにより年間リターンが0.4~0.6%程度改善するとのこと。
0.4~0.6%だと中々実感するのは難しいですよね。日頃の価格変動も大きいので。
またDeTAXがうまく働くには利益が確定されている上で含み損が生じると言う二つの条件が揃わなければなりません。
そもそも積立額が小さいうちは利益も小さいのでDeTAXの効果を感じるほどの額にはなりませんよね・・・。
ウェルスナビをやめた理由6:自分の好きな銘柄(VTI)を売り出した

ウェルスナビをやめた理由の一つに自分の好きな銘柄であるVTIを売り出したと言うことを挙げている方がいました。
稼ぎ頭であるVTIを売るとは何事か!と言うことらしいです・・・。
こちらの説明は理由3の分散投資が下手すぎる〜と同じになりますね。
稼ぎ頭と言うことはVTIの比率が想定している比率より増えていると言うことです。
前述したようにウェルスナビはパッシブ運用なので、比率が増えた分は売って比率が少ない銘柄を買い増します。
このリバランスの作業はウェルスナビの基本的な運用方針で初めからわかっていたはずです。
パッシブ運用とはそう言うものです。
自分で比率を決めたり米国に集中投資したい場合などは自分で投資信託やETFを買わなければいけません。
ウェルスナビをやめた理由7:金(ゴールド)や債券は要らない

金や債券は要らないと言う理由でウェルスナビをやめた方がいました。
金や債券が要らないと言うのは完全に好みですね。
私も個人的には株式中心のポートフォリオで金には投資していません。
金や債券が要らない理由として次のような主張があると思います。
- 金そのものはお金を生まない(期待リターンが0%)
- 長期的には債券は株式に劣る
どちらも正しい主張です。ただし、金や債券に投資する意味はあります。
金や債券の役割は以下の通りです。
- 金の役割:ポートフォリオの保険。金融危機に価格上昇する傾向がある。またインフレに強く、法定通貨や金融システム自体のヘッジになる
- 債券の役割:株式へのヘッジになる。株式と逆の動きをする傾向があるので、株式と織り交ぜることでリスクを下げながらそこそこのリターンを狙える
金や債券、その他の資産をポートフォリオに組み込むかどうかは人それぞれです。
株式100%の人もいますが、株式だけだと資産が半分以下になる可能性もあることは覚えておきましょう。
ウェルスナビをやめた理由8:NISA・つみたてNISAが使えない

NISA・つみたてNISAが使えないのはウェルスナビの圧倒的デメリットですね。
ウェルスナビのリバランスの機能と売り買いしないのが前提のNISA・つみたてNISAとの相性があわないのでしょう。
税金は資産形成にとって一番の敵といっても過言ではありません。
使える枠はぜひ使いたいものです。
つみたてNISAでは低コストなインデックスファンドを積み立てるのが王道ですね。
ただしつみたてNISAでは一度買ったら売らない前提なのでリバランスがしにくいです。
拠出額で調整するかNISA外での課税口座で調整する必要があります。
ちなみにアメリカではロボアドバイザー投資サービスが非課税口座で利用可能です。
なのでおそらくいずれは日本もロボアドバイザー投資サービスがつみたてNISAやiDeCoなどで使えるようになると思います。
今後に期待しましょう!
ウェルスナビをやめた理由9:ウェルスナビはバランスファンドと同じでは?

ウェルスナビはバランスファンドと同じだからバランスファンドを買えばよくね?と言う主張ですね。
確かにウェルスナビは一種のバランスファンドのようなものです。
バランスファンドとは複数の資産クラス(株や債券など)に投資する投資信託です。
例えばeMAXISバランス(8資産均等型)の場合下記の資産に均等に投資します。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート(不動産)
- 先進国リート(不動産)
ウェルスナビと違う点はすでに資産の配分が決められていると言うことです。
つまり普通のバランスファンドを自分で買うためには最低限下記の投資判断能力が求められます。
- 自分がどのくらいリスクを取れるのか
- リスクに応じてどのような資産配分にするのか
そこまで判断できるなら、もはやバランスファンドではなく個別の資産に投資する投資信託を買った方が良いでしょう。
それにバランスファンドも結構適当なアセットアロケーションが多い気もしますね。
例えばなぜ資産を8均等にするんでしょうね?ツッコミどころは色々あります。
- 世界の時価総額を基準にすると日本株の比率が大きすぎる
- 債券の中でも国内債券比率が低すぎる
- 債券の中でもリスクが高い新興国債券の比率が大きすぎる
- リート(不動産)がポートフォリオの1/4を占めている
色々考えた上で投資しなければなりませんね。
ウェルスナビなら自分で資産比率を考える必要はありません。シンプルに株式と債券をメインにしたポートフォリオが出来上がります。
ウェルスナビをやめた理由10:THEOに魅力を感じた

ロボアドバイザーの一つであるTHEOに乗り換えるためにウェルスナビをやめたと言う方ですね。
THEOに魅力を感じた理由に次の三つをあげています。
- 自分に真似することができない投資スタイル
- きめ細かいリスク管理
- 最大35%オフの手数料体系
THEOはウェルスナビと違って状況に応じてアクティブに取引します。
またAIアシストを搭載していて、ポートフォリオの最適化を助けています。
THEOのアクティブな運用がウェルスナビより優れているかは分かりません。
ただ中々面白い投資をするので、使いながら勉強していくのも良いですね!
ウェルスナビをやめた理由11:iDeCoを始めたから

iDeCoを始めたからウェルスナビをやめたと言う方がいました。
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、自分で作る年金・退職金というイメージです。
60歳まで引き出すことができず、引き出す際には一時金・年金の2パターンで受け取れます。
残念ながら現状ではウェルスナビをiDeCoで使うことはできません。
iDeCoには次のメリットがあります。
- 拠出額が所得税から控除される
- 運用中の利益が非課税(繰り越し)
- 一時金として受け取ると退職金所得控除が使える
- 年金として受け取ると年金所得控除が使える
iDeCoは老後資金の形成のためにぜひ使いたい制度です!
ただし注意点があります。
それはすでに言いましたが60歳まで引き出せないということです。
つまりiDeCoは完全に老後資金用。
投資に限らず、貯金・保険などはどのタイミングで使うお金なのかを考える必要があります。
例えばあなたが今20代でウェルスナビに積み立てているお金は40-50代くらいから使い始めようと想定していたとします。
この場合、ウェルスナビからiDeCoに乗り換えするのはNGです。なぜならiDeCoは60歳以降のための資金だからです。
投資する際にはその資金はいつから使い始めるのかを意識して、目的別に管理しましょう!
ウェルスナビをやめた理由12:投資の知識がついた

投資の知識がついたためウェルスナビが必要なくなったということですね!
これは素晴らしいです。
先ほど説明した通り1%の手数料を節約できれば30年スパンで数百万円の差が生まれます。(上記のシミュレーションを参照)
知識がついたら低コストなインデックスファンドを自分で買ってみましょう!

ウェルスナビをやめた理由13:ETFを直接買えばよくね!?

ウェルスナビが投資しているETFを直接買えば手数料を節約できるよね!という話です。
確かにその通りですね!主要銘柄のVTIは信託報酬が0.03%なので業界最安水準です。
米国ETFは通常の投資信託よりもさらに安い信託報酬で投資ができます。
ただし注意点があります。
ウェルスナビが投資している米国ETFを直接買うには日本円をUSドルに交換する手数料やETFの売買手数料がかかります。
なので少額取引には向いてないですね。また同じ理由で分配金の再投資もしにくいです。
また米国ETFはつみたてNISAの対象ではありません。一般NISAで買うことは可能です。
大きな金額を運用する場合はETFはベストな選択肢と言えます。
ウェルスナビをやめた理由14:AIによる恩恵を感じなかった

ウェルスナビをやめた理由の一つにAIによる恩恵を感じなかったことをあげている方がいました。
よくある勘違いですがウェルスナビはAI(人工知能)を使っているわけではありません。
ある一定の規則にしたがって動くプログラムのようなイメージでしょうか。
AIだと自分で勉強して判断するロボットというイメージですね。
少し脱線したようですが、要するに全自動運用がそこまで必要ないと感じたという意味でしょうね。
自分自身で運用できるならウェルスナビを使う必要はないでしょう。
ウェルスナビをやめた理由15:現金が枯渇してきた

現金が少なくなりすぎたという理由でウェルスナビをやめたという方です。
そもそも現金が枯渇するほど投資にお金をぶち込むのはNGですね。
生活資金+生活防衛費はしっかり貯めておきましょう。
生活資金・生活防衛費の目安は下記を参考にしてみてください。
- 生活資金:直近の1〜3ヶ月分の生活費
- 生活防衛費:3ヶ月〜2年間分の生活費
生活資金や生活防衛費の考え方は人それぞれなので目安程度にお願いします。
また現金が必要になったら投資資金から引き出せば良いと考えていたようですね。
これは完全に間違いではありませんが、含み損が出ている状況で投資資金を切り崩すのは精神的に辛いものがあります。
できれば生活防衛費をしっかり確保した上で投資に臨みましょう。
ウェルスナビをやめた理由16:なかなか資産が増えていかない

なかなか資産が増えていかないという理由でやめた方もいました。
この方は2ヶ月ほど運用しただけで解約してしまったようです・・・。なかなかプラスにならず資産が下落したが中々反発しなかったと嘆いていました。
ウェルスナビのような長期投資は2ヶ月では成果は出ないですね。出たとしてもあまり意味はありません。
また2ヶ月後には下がっていてもおかしくないですし。
この方の行動を分析してみます。
- やめたのが2018年8月末
- 2ヶ月ほど運用
- 途中でリスク許容度を5→3へ変更
2018年の6月から8月末にかけてのVT(世界経済インデックスファンドのETF)のチャートをみてみましょう。
ご覧の通り6月半ばで下がり、上下を繰り返し結局持ち直しています。
これは推測ですが、おそらく6月に買い付けてすぐに下落したためにリスク許容度を5→3に変更したのでしょう。
そのため、事実上株価下落時に株式を売却して債券を買い増すという結果になっています。これは本来すべき投資行動の真逆です。
株式を売却してしまった結果、そのあとすぐに来るはずだった上昇を享受することができずに損失を確定させてしまったようです。
株価が下がった時に一番やってはいけないのが売ってしまうこと。
せっかく買った高い車をすぐに安売りするようなものだと思って下さい。
株価が下がれば本来は買い場です。バーゲンセールのようなもの。
もしウェルスナビがリバランスする時期であれば、債券などを一部売って株式を買い増していたことでしょう。
この方がすべきだった行動はそのまま持ち続けることです。
リスク許容度の変更というとわかりにくいですが、ようはETFを売買することと同じです。
ウェルスナビの良いところは頻繁に売買しないところでしたよね?
自らメリットを消しに行っているようなものです。
下落したまま反発しなかったのはリスク許容度を変えてしまったことが原因でした。
リスク許容度を変更する前に一度冷静になって考えるべきですね。
ウェルスナビをやめた理由17:相場に割高感があったから解約した

株式市場が過熱して割高感があったから解約したというパターンですね。
このようなタイミングを重視した投資法はそもそもウェルスナビの投資方針に合っていません。
先ほども説明した通りウェルスナビはパッシブ運用といってタイミングで売買をせず、常に市場に居続ける運用方法です。
そもそも相場が割高と言いますが、ウェルスナビは株式・債券・金・不動産を含む上に株式のなかでも世界中に分散しています。
それを株式が割高という理由でまとめて売り買いするのは効率が悪すぎます。
タイミング投資するのであれば、それぞれの資産クラスや地域、またはセクターなどそれぞれに別れた個別の投資信託やETFを買って、適宜比率を調整したり売り買いすべきです。
株式が割高と判断したということは債券の方が短期的に伸び代があると判断するのが普通ですよね。その場面で債券もまるっと売り買いしてると無駄な手数料や税金が発生しますよ。
このような運用をしたいのなら個別の投資信託やETFを買いましょう!
ウェルスナビをやめた理由18:マイナス続きだから売ってしまった

マイナス続きだから売ってしまったというパターンですね。
これは一番やってはいけないパターンです。
何度もくどいようですが、ウェルスナビは価格予想をしないパッシブ運用です。
マイナスの場面はむしろチャンスなのです。
評価額だけをみていると実感しずらいのですが、株価が下がる=利回りが上がるということを覚えておいてください。
個別の株式に投資する際はその会社の経営状態をしっかり確認しなければ株価が下がる=利回りが上がるになるとは限りません。
しかし分散投資の世界では株価が下がる=利回りが上がるということが成り立ちます。
債券で考えると分かりやすいです。
例えば
- A:年間3万円貰える債券が100万円
- B:年間3万円もらえる債券が90万円
どちらがお得ですか?当然Bがお得ですね。
個別株式の場合こんなに単純ではないですが、インデックス投資のような分散投資であればある程度期待リターンは決まっているので、価格が下がれば当然利回りは上昇すると思っていいでしょう。
そもそもパッシブ運用の場合タイミングを気にせずコツコツ買い増す投資スタイルなので、買値が安いほど良いに決まってますよね?
先ほども言いましたがマイナスだからといって売ってしまうのは高い車をすぐに安売りするようなものです。
ウェルスナビは数十年単位の長期投資が前提となっています。数ヶ月どころか数年単位の価格変動もただのノイズです。
長い目で資産が育つのをじっくり待ちましょう!
ノマドFPヒーローからひと言

今回ウェルスナビをやめた理由を調べるに当たって、2018年10月にやめている人が多いことに気づきました。
この時期はちょうど米中貿易摩擦の懸念や米長期金利の上昇、企業業績への懸念の強まりなどを理由に株価が暴落した時期でしたね。
このタイミングで解約している人が多い事実は長期投資は想像以上に難しいということを表しています。
ウェルスナビを始めた時、みんな頭では分かっていたはずです。
長期・分散・積み立ての三本柱。
これを実行できれば誰でも、凡人でもそれなりのリターンが得られるはず。
にも関わらず、現実は違います。頭では分かっていたはずなのに、自分の資産が減っていくのを目にするのはやはり精神的に辛いのです。
株価が暴落すると今まで長期投資を謳っていた人でさえ、あれやこれや理由をつけて資産を売却してしまいます。
長期・分散・積み立ての三本柱。
簡単そうで簡単でない。もしかしたら机上の空論なのかもしれません。
だからこそ継続できたあなたには豊かな未来が待っている。
長期投資を始めて本当に継続できるのはほんの数パーセントの人だけかもしれません。
この記事を読んでいるあなたはぜひその一握りの数パーセントの人間になって下さい。
ウェルスナビで長期・分散・積み立てを継続しよう!


