今回の記事では格安SIMのメリット・デメリットを徹底解説すると共に、私の携帯代はなぜこんなに安いのか説明していきます!
- 格安SIMとは?
- 格安SIMの平均的な携帯代
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 格安SIMの選び方
- 三大キャリアの平均的な携帯代
- 私の携帯代が700円以下のカラクリ
- 節約したお金を資産運用に回すと・・・?
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目次
そもそも格安 SIMとは?

格安SIMとは例えば楽天モバイルのような格安SIM会社が三大キャリア(au・Docomo・ソフトバンク)から通信網を借りて又貸しするサービスです。
三大キャリアの独占状態を是正するために解禁されました。
これによってより安くモバイル通信を使えるようになったのです。
下の写真のようなSIMカードを差し替えることで別の会社に切り替えることができます。

格安SIMの会社は直接通信設備を保有していないので、本来かかるはずだったインフラの維持費がかかりません。その分安くサービスを提供できるわけです。
三大キャリア・格安SIMの平均的な携帯代は?

三大キャリアの平均的な携帯代は
- 端末代込みで約9000円
- 端末台無しで約7000円
と言われています。
格安SIMの場合は端末なしで約2400円です。
格安SIMに変えると平均で毎月4600円の節約になるんですね!
格安SIMのメリット

*クリックで詳細に飛びます
携帯電話料金が格安になる
携帯料金が格安になるのは言うまでもないですね。
平均して毎月4,000-5,000円安くなると言われています。
年間にすると4万8,000円〜6万円安くなるということですね!
4人家族なら年間19万2,000円〜24万円の節約になります。
料金プランがシンプル
料金プランについて考える時、格安SIMの場合は基本的に次の2点だけ考えてればOKです。
- 音声通話SIMかデータ専用SIMか
- どのぐらいのギガ数が必要か
例えば筆者が使っているDMMモバイルの場合以下のような料金設定になっています。(赤枠のプランを使っています)

そのほかにも色々なオプションをつけることは可能ですが、基本的に上記の2点を押さえていればOKです。
従来の三大キャリア比べて非常にわかりやすい料金体系になっているのがわかります。
契約に長期間縛られない
格安SIMの場合は契約の縛りは長くて1年間のみで、それ以降はなんの縛りもない場合が多いです。(各会社によって異なります。)
三大キャリアの場合だと最初の2年縛り+自動更新で2-3年に一回しか解約チャンス(解約金なしで)がない場合がほとんどです。
格安スマホ端末セットもある
格安SIMの会社では格安スマホ端末セットを提供している会社が多いです。
従来の三大キャリアだと、比較的高額の端末を分割割引+2年縛り契約のような形が多いと思います。
格安SIMの会社だと2万円〜3万円の端末セットもあり、高額なスマホが必要ない人にも嬉しい値段です。
例えば楽天モバイルだと最安の端末がHUAWEI nova lite 3の一括15,980円です(2019年11月現在)。
分割も可能です。
楽天モバイルの端末はこちらで確認できます。
>>販売端末一覧
最新のiPhoneだと10万円を超えるものもありますが、誰しもがハイスペックのスマートフォンが必要とは限りません。
格安スマホも活用してみると節約になりますね。
各社の特典・特性がある
格安SIMは各社売りにしている特典や特性があるのも特徴です。
例をいくつか挙げてみます。
- BIGLOBEモバイル:エンタメフリーオプション→YouTubeやU-NEXTなどがギガ数カウントフリーで使い放題。
- Lineモバイル:LINE ID検索機能が使える。LINEや主要SNSのデータ通信量がカウントされない。
- 楽天モバイル:速度制限下でも最大1Mbpsの通信速度が出る。楽天スーパーポイントがたまる。楽天スーパーポイントで支払いができる。
データ通信量を意識して節約できる
格安SIMはデータ通信量を意識して工夫することで色々節約が可能です。
- データ通信量が少ないので、初めから少ないギガ数で契約する
- アプリで高速通信のオンオフを切り替えて、通信量を節約する
- バーストモードがついている格安SIMなら高速通信を使い切ってもそんなに困らない
格安SIMはアプリから高速通信のオンオフを切り替えることができます。
普段はオフにしておいて、早い通信が必要な時だけオンにするなど工夫をして節約が可能です。
また楽天モバイルなどのいくつかの格安SIMにはバーストモードといって、高速通信を使い切ってもある程度の速度が出る機能がついています。
バーストモード付きの格安SIMなら少なめのデータ量の契約でも意外と不便なく使えますよ!
格安SIMのデメリット

- 通信が遅い会社もある
- 電話代が高くなる
- サポートが限定的
- キャリアメールがない
- 大手キャリアから乗り換えの場合違約金が発生する場合がある
- 購入可能端末が限られる
- キャリアサービスが使えない(決済サービスなど)
- LINE ID検索が使えない
- テザリングが使えない場合がある
- 初期設定を自分でする必要がある
- 移行中電話できない期間が発生する
- 家族割や通話定額プランが少ない
- 最新のiPhoneを安く購入できない
*クリックで詳細に飛びます。
それぞれ解説していきます。
通信が遅い会社もある
格安SIMは三大キャリアから通信網の一部を借りているだけなので、利用者が増える時間帯などは速度が落ちる場合もあります。

赤く塗った部分が格安SIM。
三大キャリアと同じ車の台数でも混雑しているのが分かるね!
混雑している時間帯に動画などの重いデータを扱うと不便を感じるかもしれません。
ウェブサイトをみたりLineをしたりする程度では特に不便はないでしょう。
私はDMMモバイルを使っていますが、今の所不便を感じたことはありません。
電話代が高くなる
*DMMモバイルの通話料
格安SIMの場合は基本的に通話は従量課金制です。
つまり電話すればするほどお金がかかるということです。
DMMモバイルでは20円/30秒の通話料がかかります。
一時間も長電話しようものなら2400円もかかってしまいます。
電話代が高いのは人によっては問題かもしれませんね。
とはいえ最近ではLineなどの通話アプリをメインに使う人も多いです。Lineなどを使えばこの点はクリアできる問題ですね。
またかけ放題プランを提供する会社もあります。
DMMモバイルでは「10分かけ放題」というオプションがあり、10分以内の国内通話がかけ放題になります。
値段は850円/月なのでリーズナブルです。
また専用通話アプリを使うことで通話料金が下がる会社もあります。
サポートが限定的
格安SIMでは実店舗でのサポートがない会社が多いです。
携帯で何か困ったらとりあえずショップに駆け込むという人もいるのではないでしょうか?
基本的には電話・メール・チャットでの対応となる会社が多いので注意しましょう。
ちなみに実店舗での対応も充実した格安SIMを紹介しておきます。
サポートの充実は高い料金との裏返しでもありますね。
実店舗でのサポートが必要ない人はより安い格安SIMを選びましょう!
キャリアメールがない
大手3キャリア特有のキャリアメールが格安SIMでは使えません。
現在ではそんなに困ることはないと思いますが、以下の三点において問題が発生する場合もあります。
- ガラケー利用者と連絡が取りずらい
- キャリアメールを使っている人と連絡が取りずらい
- Webサービスなどで登録時の認証で必要な場合がある
この三点ですね。
ウェブサービスでも最近はSMS認証が主流なのであまり問題ありませんが、たまにまだキャリアメール認証を使っているサービスもあります。
格安SIMでもGmailやYahoo!メールのようなフリーメールを使用したり、iPhoneユーザーならApple IDに付属したメールを使うこともできます。
なので特に問題にはならないでしょう。
大手キャリアからの違約金が発生する場合もある
確かに大手キャリアから乗り換える時に違約金が発生する場合があります。
ですが仮に1万円かかったとしても格安SIMに乗り換えればすぐに元が取れます!
例えば月に4000円安くなれば3ヶ月で元が取れますね。
それ以降はずっと安くなるので丸儲けです!
また端末の分割払いが残っている場合は解約時に一括支払いになる場合もあります。
一括となるときついと感じるかもしれませんが、後で払うか今払うかの違いしかなく、結局は支払うお金です。
それより毎月支払うお金が数千円少なくなるメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。
購入可能端末が限られる
格安SIMの場合、従来の三大キャリアのような端末とセットで購入する選択肢が少ない場合が多いです。
とはいえ、セット出なくても例えばiPhoneはApple Storeで買えますし、一括払いになりますが市販のサイトで購入することは可能です。
また今お使いのスマホをそのまま使えるので初期費用については心配いりません。
ただし今使っているスマホをそのまま使う場合、SIMロックがかかっているかチェックしましょう。
SIMロックがかかっている場合、ドコモならドコモ回線のみなど現在使用している回線を使っている格安SIM会社しか使えません。
SIMロックは解除することもできるので、現在使っているキャリアに確認してみましょう。
キャリアサービスが使えない(決済サービスなど)
格安SIMに変えると、決済サービスをはじめとしたキャリアサービスが使えなくなります。
例えばd払いのような携帯料金と他の請求をまとめるようなサービスですね。
決済先をクレジットカードなどに変更する手間が生まれてしまいますが、格安SIMの節約効果を考えると手間をかけても変更した方がいいです。
ちなみにY!モバイルならソフトバンクのキャリア決済を使うことが可能です。
LINE ID検索が使えない
これは地味に不便なのですが、格安SIMはLINEのID検索が使えません。
キャリア認証が必要なためです。
例外としてLINEモバイルはLINE ID検索が可能です。
テザリングが使えない場合がある
多くの場合テザリングは使えますが、一部プランでは使えない場合もあるので注意しましょう。
またテザリングを使うためには端末側でも対応している必要があります。
最近のスマホならほとんど対応しているのであまり心配はいりませんが、念のために確認しておきましょう。
初期設定を自分でする必要がある
格安SIMの場合は自分でAPN設定というインターネットの設定をする必要があります。
といっても説明書通りにすれば簡単な設定で、2分もすれば完了します。
どうしても苦手な人は家族や友人にお願いするといいでしょう。
移行中電話できない期間が発生する
大手キャリアから同じ番号で格安SIMに移行する2,3日の間、電話や通信ができない期間が発生してしまいます。
通常同じ番号で格安SIMへの移行は次のステップで行います。
- MNP予約番号を大手キャリアで取得
- MNP予約番号を新キャリアへ伝えて申し込み
- SIMカードが届き、同じ番号が使えるようになる
転出・新規申し込みをした時点で現在のSIMカードが使えなくなるので、次のSIMカードが届くまでに電話や通信ができなくなってしまいます。
この期間がどうしても困るという人は即日MNPが可能な格安SIMを選びましょう。
即日MNPとは大手キャリアと同じように契約者の自宅にSIMカードが届いてから回線を切り替えるシステムのこと。
即日MNPが使える格安SIMなら使えない空白期間は発生しません。
即日MNPが使える格安SIMの会社をいくつか挙げておきます。
- 楽天モバイル
- Y!モバイル
- UQモバイル
- B-mobile
家族割や通話定額プランが少ない
家族割や通話定額プランが少ないのも格安SIMのデメリットです。
とはいえそもそも格安SIMだとかなり安くなるので、無理に家族割引などなくても結果的にお得ではあります。
最新のiPhoneを安く購入できない
大手キャリアでは最新のiPhoneと契約縛りセットなどで最新のiPhoneを安く購入することが可能です。
しかしiPhoneだけに着目するとお得なようですが、そもそも格安SIMだと毎月の支払いがグンと下がるので、結果的にお得ですよね。
毎月平均4000〜5000円も変わるわけですから、どっちがお得かは一目瞭然ですね。
格安SIMに向いている人

- とにかく料金を安くしたい人
- 通話が短い・主にLINEで通話する人
- データ通信量が少ない人(普段WiFi環境が多い人も含む)
格安SIMに向いていない人

- 細かい設定が苦手な人
- 長電話が多い人
- キャリア決済機能などを使いたい人
- 通信速度を妥協したくない人
ちなみに格安SIMにしない理由を解説している方がいたので紹介しておきます。
この方が格安SIMを使わない理由を要約すると以下のようになります。
- 電話・データ通信共にヘビーユーザーである
- 仕事に支障が出ないようにするため(取引先との電話など)
- 格安SIMの節約より、不便による機会損失が大きいと判断した(自分の時間単価が高いため)
格安SIMの選び方

- 速度の信頼性
- 料金の安さ
- 各会社の特典など
速度が速く、信頼できる格安SIMをいくつか紹介します。
- LinksMate
- b-mobile
- 楽天モバイル
ここでY!モバイルとUQmobileが抜けてしまいましたが、速度の快適さという面ではY!モバイルが一番のようです。UQmobileも速度面では最高レベルです。
自分が何を重視するかが大切ですね。
また各会社の特典で選ぶのもありですね。
例えばLINE ID検索がどうしてもしたいならLINEモバイルを選ぶ、とか楽天ポイントで支払いをしたいから楽天モバイルを選ぶ、などです。

申し込みはネットで簡単!

注意点として、格安SIMに乗り換える場合はスマホがSIMロック解除になっているか確認しましょう。
SIMロックがかかっていると例えばドコモユーザーはドコモ回線しか使えません。
なので
- SIMロックを解除して好きな格安SIMを選ぶ
- SIMロックは解除せず、今の回線と同じ回線を使っている会社を選ぶ
このどちらかになります。
あとはすでに解説したようにシンプルに料金プランを選んでいきましょう。
選ぶのは基本的に下記の2点です。
- 音声通話SIMかデータSIMか
- ギガ数
会社によってその他オプション(例:一回の通話につき10分間以内なら電話かけ放題など)があったりするのでお好みで選びましょう!
私の携帯代が700円以下のカラクリ

私はDMMモバイルの1GBプラン(音声なし)を使っています。
それにSMSを付けていて合計630円(税抜き)の月額料金です。
- 1GBプラン(音声なし):480円
- SMS:150円
DMMモバイルでは余ったギガを翌月に持ち越せます。
私の使い方ではギガを使い果たすこともなく、速度的にも不満を感じたことはありません。
- 基本家や仕事ではWiFiを活用
- 外出時はウェブページを見たりアプリを使うくらい。動画などは見ない。
- Youtubeプレミアムを使っているので動画や音楽は事前にダウンロード可能
- よく行くジムやカフェではフリーWiFiを活用
こんな感じに使っているとむしろギガが余るくらいです。
通信量が少ないのにたくさん携帯代を払っている人にはオススメの方法です!
なぜ音声なし(通話できない)を選んだの?
音声なしのプランを選んだのは極限まで料金を抑えるためです。
通話ありの1GBプランだと1260円つまり毎月780円高くなります。
さらに通話料も20円/30秒かかるのでプラスでかかりますね。
そこで私はIP電話番号を取得してスマホから対応できるようにしました!
IP電話とはインターネット経由の電話のことで、LineなどもIP電話に当たります。
具体的にはSMARTalkというアプリを使って電話をしています。
このアプリを使うと
- 月額料金無料
- 通話料8円/30秒
で使うことができます。
実際にはあまり電話は使っていません。
ほとんどLineなどで済ませてしまいます。
とはいえ電話を使わなければいけない場面もあるので一応持っています。
月額料金がかからないのが良いですね!
デメリットとしては音質があまりよくない点が挙げられます。
ですが特に不便はありません。Lineの電話のような感じです。
ちなみに最初はSMARTalkだけ入れて、SIMカードを入れずにモバイルルーターと併用する方法も考えました。
ですがどうしてもSMSが必要になる場面があることや、モバイルルーターを持ち歩く不便さなどから現在の形に落ち着きました。
このやり方だと平均的な三大キャリアの料金7000円と比べると約6300円も節約できます。
かなり劇的に節約できる方法なので参考にしてみてくださいね。
毎月6300円を資産運用に回すと・・・

毎月6300円を資産運用に回すとどうなるでしょうか?
以下の三つの条件でシミュレーションしてみました。
- 毎月積み立て額:6300円
- 積み立て期間:35年間
- 利回り:それぞれ3・5・7%
積み立て元本が264万6000円なのに対し、大きく増えていることがわかります。
補足しておくと
- 利回り3%:債券中心の守りの運用
- 利回り5%:株式中心のバランスの良い運用
- 利回り7%:株式のみの攻めの運用
といった感じです。
利回りが大きいほどリスクも増えるので実際には右肩上がりにはなりませんが、長期的には概ね間違っていないでしょう。
ただ携帯代を節約するだけでこんなに資産を築ける可能性があるんです!
夢がありますよね?
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まとめ:格安SIM徹底解説

- 携帯電話料金が格安になる
- 料金プランがシンプル
- 契約に長期間縛られない
- 格安端末セットもある
- 各社の特典・特性がある
- データ通信量を意識して節約できる
- 通信が遅い会社もある
- 電話代が高くなる
- サポートが限定的
- キャリアメールがない
- 大手キャリアから乗り換えの場合違約金が発生する場合がある
- 購入可能端末が限られる
- キャリアサービスが使えない(決済サービスなど)
- LINE ID検索が使えない
- テザリングが使えない場合がある
- 初期設定を自分でする必要がある
- 移行中電話できない期間が発生する
- 家族割や通話定額プランが少ない
- 最新のiPhoneを安く購入できない
- とにかく料金を安くしたい人
- 通話時間が短い人・LINE通話がメインの人
- データ通信量が少ない人(普段WIFI環境が多い人も含む)
- 細かい設定が苦手な人
- 長電話が多い人
- キャリア決済機能などを使いたい人
- 通信速度を妥協したくない人
- 速度の信頼性
- 料金の安さ
- 各会社の特典
Y!mobile(ワイモバイル)→若干割高だが、速度は最速級- UQ mobile
→若干割高だが、速度は最速級 - LinksMate→割安で速度も速い(上記2社には劣る)
b-mobile→従量課金制が魅力(上限設定可能)。速度は上記三社に劣る- 楽天モバイル
→速度制限後も快適な速度。楽天ポイントで支払い可能。
