資産運用

FXはギャンブルなの?投資と投機の違いを徹底解説します!

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

[st-kaiwa1]FXで大儲けしたって話たまに聞くけど、結局FXってギャンブルなの?[/st-kaiwa1]

 

こんな疑問にお答えします!

当記事でわかること

  • FXはギャンブル的な投機だ!
  • 投資と投機の違い
  • FXの期待リターン
  • FXの会社が儲けている仕組み
  • FXのリスク
  • テクニカル分析は当てにならない
  • 正しい投資法とは?

そもそもFXとは?

FXは正式には外国為替証拠金取引という名前です。難しいですね。簡単に説明しましょう。

FXは証拠金を担保にして通貨(日本円や米ドルなど)を擬似的に売ったり買ったりするゲームです

少額でも大きな金額の取引ができるのが特徴です。

[st-midasibox title=”FX取引の例” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

例えば1万円を担保に10万円分の日本円/米ドル取引をします。

  • 1ドル=100円の時に1000ドル(10万円)を買います。
  • 1ドル=110円の時に売り払うと1万円利益を出せます。
  • 逆に1ドル=90円となると1万円の損になります。(実際はその前に強制決済されるはずです。)

もし強制ロスカットが上手く働かなければ1万円以上の損失が出る場合もあります。→元本以上の損失に気をつけよう!

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FXはギャンブルなのか?

巷ではよくFXはギャンブルだ!FXは投資だ!などの議論がありますよね?

結論からいうとFXはほぼギャンブルだと思っていいです。厳密なギャンブルの定義とは違うという主張もあるかもしれませんが、ギャンブルと思っていて間違いはないと思います。

ギャンブルの定義は競技や遊戯に金銭,物品を賭けて勝負を争うことで、胴元が利益を取った残りでお金を取り合います。いわゆるマイナスサムゲームという奴です。

FXはギャンブルと違って胴元に利益を取られていないと主張する人もいるかもしれませんが、FXもちゃんとお金を抜かれています。この点については後で説明しますね。

FXは厳密には投機という分類に当たります。投機とはなんぞや?と思いますよね?投機と投資の違いは非常に重要なので後ほど詳しく解説します。

そもそもFXはギャンブルか投資か?という議論自体おかしいですね。厳密には投機なのですから。金融商品の中にも投資と投機があることを知っておくことが重要です。

投資と投機の違いとは?

投資と投機の違いについてわかりやすくて解説します。

[st-midasibox title=”投資と投機の違い” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

投資:お金を生み出す資産(株式・債券・不動産など)

投機:お金を生み出さない資産(金、仮想通貨、コモディティ、FXなど)

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投資はそれ自体がお金を生み出します。例えば株式は会社の所有権なので、会社が生み出した利益は株主の物です。株主は利益の一部を配当金として受け取ったり、株価上昇によって利益を得ます。

株価はものすごく簡単に言うと会社が将来どのくらいの利益を出せるかという予想から逆算されて決まります。

それに対して投機はそれ自体がお金を生み出しません。例えば金(ゴールド)を保有していてもそれ自体は何も生み出しませんよね?

金(ゴールド)は自分が買った価格よりも誰かが高い価格で買ってくれないと利益を出せません。ここが投機のミソです。

ちなみに投機は英語でSpeculationといいます。Speculationは元々推測すると言う意味です。つまり投機の本質は裏付けのない価格の推測であり、「どれだけお金を生み出せるか」に基づいた投資とは全く違うものです

投機は戦略的に使う事も出来る

ここまで投機についてボロクソ書いたような印象だと思いますが、投機は悪いというわけではありません。

ようは使い方です。お金を増やすことを目的にするとギャンブルのような使い方になってしまします。しかし投機も戦略的に使えば有益なものになります。その例をいくつか紹介しますね。

金(ゴールド)をポートフォリオに5~10%入れておく事で金融危機や有事の時の守りの資産になる

金(ゴールド)は金融危機や有事に値上がりする傾向があります。そのためポートフォリオに金を入れておく事で資産を守ることができます。

金融危機などで金(ゴールド)が値上がりした分をリバランスして割安になった株式などを買うことで将来のリターンを大きくすることができます。その代わり金自体はお金を生み出さないので、平時のリターンは下がります。

輸入で仕入れをする際に為替予約を使う

為替予約はFXとも似ていますね。ビジネスで海外から仕入れをする時に為替変動によって予算がオーバーしてしまう場合があります。そのリスクを避けるためにあらかじめこのレートで取引しますという約束をすることができます。

その反面円高になってしまった時は機会損失になります。

農家が先物取引を使って不作に備える

先物取引は為替予約のようなもので、それぞれの商品をいついつにいくらで買います(売ります)という約束をする取引です。農家は天災などがあると壊滅的な被害を受けてしまいます。先物取引を使ってリスク対策することができるのです。

賢く投機を利用しよう

先ほどあげたの例の共通点は投機を保険的な役割で使っているという点です。

投機をお金を増やすために使うのではなく、お金を守るために使っているということです。

もちろんお金を増やす目的で投機を使う場合もあると思います。ヘッジファンドが膨大なデータを駆使して投機対象の需要・供給を予測して積極的に資金を投入するようなこともあるかもしれません。

しかしヘッジファンドでも長期的にはインデックスファンドに負けている場合が多いので、投機はやはりギャンブル色が強い取引になってしまいがちです。

市場を出し抜くことの難しさを物語っています。

FXの期待リターンはマイナス!?

FXを語るに当たって、期待リターンの話をしたいと思います。

期待リターンとは投資対象がどのくらいのリターンを出せるかの期待値です。

期待値って学校で習いましたよね?

コイン投げで表になる確率は50%ですが、10回くらいやると50%にならない場合があります。しかし回数を重ねると50%の数字に近づいていきます。

これと同じでFXも取引すればするほど期待リターンに近づいていきます

 

それではFXの期待リターンは何%なのでしょうか?

答えは0%です。正確に言うと手数料分マイナスになります

先ほど投機はお金を生み出さないといいましたね?お金を生み出さないと言うことは期待リターンは0%ということなんです。

取引を重ねるほど手数料分損してしまいます。コイン投げの例と同様、一時的に勝つことは大いにあり得ます。

しかし取引回数を増やすと期待リターンに近づいていくのは避けられません。FXは勝っている時が逃げ時なのかもしれませんね。

 

FXの胴元はしっかり儲けてます

FXは取引手数料が無料の会社も多いですよね?それではFXの会社はどのようにして儲けているのでしょうか?

FXの取引にはスプレッドがあります。スプレッドとは買値と売値の差です。この差が実質の手数料となり、FXの利益になっています

そのほかにもスワップポイントから事実上中抜きしたり、買い注文と売り注文を相殺させて浮いた手数料分を実質の利益にしたりしています。細かい内容については触れませんが、つまりFXの胴元はしっかり儲けています。FXは胴元が中抜きしないというのは間違いです。

とはいえFXは他のギャンブルに比べると胴元の取り分は少ないです。いくつか例をあげてみます。

  • サッカーくじ:50%
  • 宝くじ:53%
  • パチンコ:15%
  • 公営競争(競馬など):25%

FXは0.3~2%程度なのでマシな方です。他のギャンブルをやるよりはマシかも知れませんね。

FXのリスクを理解しよう!

FXには色々リスクがありますが特に押さえておいてほしいリスクをまとめてみます。

  • 為替変動リスク
  • レバレッジリスク
  • 強制ロスカットリスク
  • 信用リスク

それぞれ説明していきますね!

為替変動リスク

説明するまでもないかも知れませんが為替変動リスクは為替が動く事で元本を毀損してしまうかも知れないリスクです。

為替差益を狙ってFXをする人がほとんどなので当然のリスクですね。また注意して欲しいのはスワップポイントを狙った運用をする時です。

スワップポイント重視の運用をする場合は高金利の通貨を買うと思います。ただ高金利通貨は通貨価値が下がる場合が多いです。例えばトルコ・リラは超高金利ですが、スワップポイント分を相殺してそれ以上の暴落を経験しています。

FXは株式と違って長期で持っていれば上がるわけではないので為替変動リスクには注意しましょう

レバレッジリスク

レバレッジはFXの魅力でもありますが、一番恐ろしいところでもあります。

レバレッジとは手持ちの金額以上の取引をする事です。2019年4月現在では国内のFX会社は25倍までレバレッジをかけられます。

レバレッジをかけると大きく利益を出せる反面、元本以上の損失を被る場合もあるので注意が必要です。

強制ロスカットリスク

強制ロスカットとは損失を少なくするために自動的にポジションを畳んでしまう仕組みのことです。

本来は損失を少なくする守りの役割なのですが、自分の意図しないところで決済されてしまうと損失が確定してしまいます。なのでロスカットされないようにうまく証拠金を調整しておく必要があります。

また強制ロスカットがうまく作動しない場合、元本以上の損失を被る場合があります。レートが急変するときは注意が必要です。

普段から証拠金を増やしたりレバレッジを抑えたりしてリスクの調整が必要です。

信用リスク

信用リスクとは簡単に言うとFX会社が破産するリスクです。

国内のFX会社なら顧客の資産と会社の資産は別々になっており、顧客の資産は保護されています。しかし国外のFX会社は話が別です。

海外のFX会社は破産時などに顧客の資産を保全しない場合があります。それぞれの会社によって状況が違うのでどこまで顧客の資産が保全されるか確認した上で使うようにしましょう。海外のFX会社は国内のFX会社より高レバレッジで取引できるので一部のトレーダーの間で人気です。

しかし海外のFX会社は信用リスクも伴うので注意してくださいね。

テクニカル分析は後付け・・・?

テクニカル分析を根拠にFXを運用する方も多いと思います。実際テクニカル分析は意味があるのでしょうか?

FXの市場は株式市場よりはるかに複雑です。経済的要因・政治的要因様々な要因が一瞬にして価格におりこまれます。さらに現代では大手金融機関のトレーダーが膨大な情報やテクノロジーを駆使して市場に参入しているのです。

FXで勝つと言うことは機関投資家を出し抜くと言うことです。出し抜いた上でマイナスの期待リターンを上回らなければなりません

FXセミナーなどでは過去のチャートを示しながらテクニカル分析の解説をしたりしていますがどうしても後付け感が否めません。

また過去の成功パターンに再現性があるとは限りません。

FXは予測不能と思っておいたほうが良さそうです。。。

お金を増やしたいなら「投資」をしよう!

もう一度おさらいします。

皆さんの資産運用の目的はお金を増やすことだと思います。お金を増やすためにはお金を生み出す資産に投資する必要があります

例えば株式は市場平均が年利7%程度です(インフレ調整後)。マイナスになる年もありますが、歴史的な年平均リターンは7%程度に収まっています。債券を混ぜて安定的に運用すると年利3~4%は手堅いです。

毎月5万円を30年間年利7%で運用すると6000万円以上になります。40年間運用すると一億3000万円以上です

嘘だと思う方は楽天証券の投資シミュレーターで計算してみて下さい

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正しい資産運用をする事で堅実に資産を増やしていくことができます。是非「投機」ではなく「投資」で資産を増やしていって下さい

 

資産運用には低コストの投資信託がオススメです。良い・悪い投資信託の見分け方やオススメの投資信託を別の記事で解説しているのでチェックしてみてください!

 

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